EMWAC IMSを使ったフリーの実用メールサーバ構築方法(2001.4.17)

 いわゆるメールサーバに関する細かい設定もこのサイトの意図する内容では無い
のですが、フレッツによるメールサーバ運営をしようという方もいらっしゃるでし
ょう。
 そこで、NTで稼働する実用的で、かつフリーソフトだけの構成で第三者中継チェ
ックをクリアする方法について触れてみたいと思います。有名なのが、有限会社長
崎ネットワークさんの不正中継確認テストです。
 で、本題。NTでフリーのメールサーバといえば事実上EMWAC IMSのみと言えるでし
ょう。このEMWAC IMSと最低限のプラグイン導入はいろんなところで解説があるので、
大筋はなんとかなるのですが、前述の不正中継チェックを行うと実際には不正中継
対策がなされているにもかかわらず不正中継されるというエラーが出てしまいます。
 確かに不正中継は行わない様なので人様に迷惑はかけませんが、どうにも気持ち
悪いので、何とかやってみました。細かい試行錯誤は各人挑戦してみて下さい。そ
れでもわからなかったら掲示板に書き込みしてみて下さい。ただしアドバイスでき
るかどうかは保証できません。
 なお、ここでいうNTはNT4.0Jsp6aです。その他はやってません。

(1)NT側の設定
 コンパネのネットワークのプロトコルのTCP/IPでサーバの固定ローカルIPを手動
で設定。デフォルトゲートウェイにルータのローカルアドレスを設定。DNSに有効な
DNSサーバ(例えばプロバイダのDNS)のIPを設定。
 結構重用なのが、取得独自ドメインがexample.comなら、自分のホスト名にexample、
ドメイン名にcomを入力。
 あと、メールスプールがあるドライブxをx:>convert /fs:ntfs x:を実行してNTFSに
変更すること。

(2)ルータの設定
 当然、逆IPマスカレードで25と110番ポートがグローバル側から参照可能となるよう
にルータ設定が終了していること。

(3)DNSサーバにおけるMXレコードの設定
 hn.orgのDNS設定画面でexample.comがMXレコードで解決される様に設定してあること。

(4)EMWAC IMS(Ver.0.8x)側の設定
 最低一つだけ有効なIMS用のユーザを作成すること。そしてPostmasterとして設定
しておくこと。

(5)SCSMFILTER(Ver.3.0)側の設定
 Enable Non-7bit Checkingを外す。テストしてみたら、日本語コードでひっかかり、
スパム扱いになった。
 Antirelayを導入するのでplugin5はプラグイン登録しないこと。

(6)Antirelay Ver.3.02(beta?)側の設定
 Antirelay.iniは[config]のpopauth=yes、localnets=yes、localdomains=yesを必ず
設定。これでPOP before SMTPが実装。
 [popauth]のpop3logdirを実際のディレクトリに変更。
 [localnets]のskip=yesを設定。またnet1=127.0.0.1/32を残してnet?は全部「;」で
コメントにする。
 [localdomains]のdomain1=example.comを設定してdomain?は全部「;」でコメントに
する。Antirelay.exeとAntirelay.iniはどちらもSCSMFILTERと同じディレクトリに置く。
 なお、この時点ではまだSCSMFILTERのFILTERB.PLUにプラグイン登録しない。

(7)SMTPRCV V0.31側の設定
 例えスパムメールであってもいったん受信してから取捨選択されるというのがEMWAC
IMS(SMTPRS.EXE)の最大の欠点であったが、SMTPRS.EXEのサービスと入れ替えること
で、POP before SMTPの機能を強化できる。
 使い方は日本語の解説が無いが、SMTPRCV.EXEとRCVPNL.EXEをSCSMFILTERと同じディ
レクトリに置き、Antirelay.iniの最終行に以下の3行を追加してAntirly.iniにリネー
ムして保存。

[smtprcv]
relay=no
verifydomains=no

 SCSMFILTERのFILTERB.PLUに以下の設定を追加すれば、Antirelay.exeと協調動作を
行う設定になる。("c:\install\mfilter\"はデフォルトのSCSMFILTERディレクトリな
ので適宜変更のこと。)

"c:\install\mfilter\antirelay.exe c:\install\mfilter\antirly.ini"

*上記の(5)〜(7)の注意*
SMTPRCVの最新バージョンは0.43で、設定方法も違うので、記事を更新するまでしば
らくお待ちください。(2001.10.20)


・まとめ
 スパム対策までする気が無いならメールサーバは稼働しない方が良いと思いますが、
一応、IMSを利用する上での最低ラインが上述の方法だと考えています。
 ちなみに、この方法を用いると前述の長崎ネットワークさんの第三者中継チェック
にもパスできます。ニフティの様に会社のPCからメールを受送信することも可能です。
 しかし、フレッツによる常時接続の宿命として、セカンダリメールサーバの設置が
意味を持ちません。(回線に冗長性が無いため。)つまり、このメールサーバが停止
中は、他からのメールが受け取り人不在で、返送されてしまいます。実際の個人間の
メール配送では、謝罪で済むかもしれませんが、くれぐれも各種テストを行ってから
実際の使用に移ることとして下さい。信頼できる知り合いの方と相互にセカンダリメ
ールサーバを請け合うという方法も一つの手段です。
 また、ドメイン名レジストラとの連絡用等、将来に渡って維持が必要なメールアド
レスはプロバイダのものを使用した方が無難と言えましょう。

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